高木の剪定

高木の伐採

高所作業車やクレーンが使用できない狭小地や構造物の近くでも、ロープクライミングを使用し安全に高木の剪定や枝降ろしを行うことができます。

近年は、落ち葉や枯枝などの近隣からの苦情や、清掃のわずらわしさから伐採のご相談を受けることが多くなりましたが、地域に長らく根を張って大きく育ってきた貴重な樹木を簡単に伐採せずに維持していけるよう様々なご提案や取り組みを行っております。

作業条件の悪い箇所の樹木の伐採でも様々な技術を組み合わせて安全に作業をすることが可能です。

急傾斜地や建築工作物の近く、また重要文化財の周辺など、重機の使用ができないところでの大径木の伐採などは多くの実績を積み重ねてまいりました。 近年は重要なインフラ周辺や緑地保護区などのナラ枯れによる危険木や枯損木・支障木の伐採も多く手掛けております。

また、グランドワーカーの育成に特に力を注いでおりリギング技術の向上に日々努めております。

樹上で使用する技術について

当社でメインで使用しているクライミングシステムは、主に2ロープシステムを採用しております。このシステムには単純にプライマリーアンカーとセカンダリーアンカーに加重分散することによる、リスク回避以上のメリットがあります。 組み合わせとしては、1.SRSとSRS、2.SRSとMRS、3.MRSとMRSの3パターンがありますが、当社では1.と2.の組み合わせで作業を行うことが多いです。(SRS/MRSの詳しい解説はこちらでは割愛いたします。)また、2本のロープのアンカーの種類や組み合わせでも、安全性が向上するとともに一見相反する性質と思われる自由度も向上する場合があることもこのシステムを選択するメリットのひとつです。 デメリットとしては、セッティングのわずらわしさと作業中のロープの取り回しなどがありますが、色々と試した結果、一定以上の改善はすでに出来ているのでさらに効率の良いシステムや組み合わせを継続して模索していこうと思います。

※当社の2ロープとは樹上にアクセスする時点で、2本のロープを使用する2アクセスロープを意味しますが、アンカ  ーの加重チェックの時点で、アンカー崩壊のリスクが限りなくゼロに近いものに関してはこの限りではありません。